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内服薬 特徴と使用方法

粉薬

散剤
特徴
1種類または2種類以上を混合させた粉薬です。
腸からの吸収が速やかで、すぐに効果が現れます。
使い方
ぬるま湯か水で飲みます。
一口で飲めても、さらに2~3口の水を飲みましょう。
細粒・顆粒
特徴
散剤より粒子が大きく、粒の大きさが揃っている薬です。苦い薬をコーティングしたものや、コーティングの厚みで成分の溶け出し時間を調節したものなどがあります。
使い方
ぬるま湯か水で飲みます。
一口で飲めても、さらに2~3口の水を飲みましょう。
ドライシロップ剤
特徴
水に溶かして飲んでも大丈夫なように、はじめから甘みの付けてある顆粒状または粉末状の小児に対して多く使われるお薬です。
使い方
ぬるま湯か水で飲む 又は 服用時毎に、水に溶かして飲んでください。
お子様には大人の方がしっかり飲ませてあげてください。液剤は長期間の保存はできません。

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錠剤

内服錠
特徴
錠剤の種類として、次のようなものがあります。溶けやすく吸収されやすいように圧縮形成した裸錠、飲みやすいように周りを砂糖でコーティングした糖衣錠、胃で溶けずに腸で溶けるようにした腸溶錠、効果を持続させるため特殊コーティングした徐放錠などがあります。
使い方
錠剤を溶かすため、また錠剤が食道に引っかからないため充分な水分が必要です。必ずコップ1杯以上の水を飲みましょう。錠剤は砕いてしまっては期待する効果が得られない場合もあるので、そのままの形で飲んでください。
トローチ剤
特徴
早く溶けてしまわない様に硬く加工された大きな錠剤で、口中でお薬が徐々に溶解して、口腔または咽頭などの粘膜に対して殺菌、収れんなどの局所作用を発揮することを目的とした薬です。
使い方
口中でゆっくり溶かして、溶け出した成分が喉を伝って行く際、炎症を鎮めたり殺菌をしたりします。噛まない様に、そのまま口の中で溶かして下さい。そのまま飲み込まない様に。
バッカル錠
特徴
トローチに似ていますが薄く小さく、奥歯と頬の間に入れて時間をかけて口の中の粘膜から直接吸収させるようにした錠剤。
使い方
奥歯と頬の間に挟み、唾液でゆっくりと錠剤を溶解させて口の中の粘膜から直接吸収お薬を吸収させるように服用します。そのまま飲み込まない様に。
舌下錠
特徴
舌の下に含んで急速に溶け出す成分を口の中の粘膜から直接吸収させるようにした錠剤で、作用発現時間が非常に早い。狭心症治療薬に用いられているニトログリセリン錠が有名ですが、心臓発作ばかりでなく他の目的の薬剤もあります。
使い方
舌の下に錠剤を含ませ、急速に溶解させて口の中の粘膜から速やかに吸収、効果を発現させる。そのまま飲み込まない様に。
チュアブル錠
特徴
投与量の多い錠剤を、噛みながら唾液とともに水なしで服用できるようにした薬です。幼児でも簡単に服用できます。
使い方
薬を直接口に入れ、水なしで唾液などで溶解させて飲ませる薬です。飴をなめるような感じで服用できる。水で飲んでも構いません。

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カプセル剤

カプセル剤
特徴
ゼラチン質のカプセルに粉や顆粒の薬を詰めたものや、液状の薬を詰めたソフトカプセルなどがあります。溶け出す時間の調整や効き目を持続させるように加工がしてあります。
使い方
コップ1杯の水かぬるま湯で飲みます。水分が不足していたり、水なしで飲むとのどや食道に引っかかって、効果が得られないばかりか、炎症を引き起こすこともあります。またカプセルを外して飲むと本来の効果が得られません。そのままの形で飲んでください。

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液剤

液剤
特徴
液剤は薬の成分が溶け出しているので、効き目が早く現れます。又、はじめから甘みの付けてある液剤を 特にシロップ剤と呼び小児に対して多く使われます。
使い方
決められた分量を飲んでください。お子様には大人の方がしっかり飲ませてあげてください。液剤は長期間の保存はできませんので、古いものは服用しないでください。

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