トップページ > 病院のご案内 > 病院情報公開

病院情報公開

令和3年度の病院指標はこちらをご覧ください。


令和4年度 旭ろうさい病院 病院指標

  1. 1. 年齢階級別退院患者数
  2. 2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 5. 脳梗塞の患者数等
  6. 6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. 7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 19 44 73 81 185 291 357 934 1165 529
当院では、市民病院的な公的機関病院として機能し、地域の人々と、勤労者の方々に信頼される医療を提供することを理念としております。令和4年度の当院の入院患者さんの年齢構成は、80歳代が1165人と最も多く、次いで、70歳代、90歳代と続きます。入院患者さん全体に占める割合として、高齢化が進み70歳以上の方が約71%と多くなっておりますが、勤労者医療にも重点的に取り組んでおり、幅広い年齢層に医療を提供いたします。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
■ 内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 75 26.81 21.11 17.33% 82.33
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 42 19.74 13.61 2.38% 84.71
100380xxxxxxxx 体液量減少症 21 15.76 11.15 4.76% 88.38
110290xx99x0xx 急性腎不全 手術なし 手術・処置等2なし 11 12.82 14.44 9.09% 81.36
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 10 17.30 13.50 0.00% 78.20
内科では、高齢化社会に伴って2つ以上の疾患を抱えている患者が増加しているなか、誤嚥性肺炎や尿路感染症による発熱で治療を要することが多い状況にあり、誤嚥性肺炎では、肺炎治療後に約17%の患者様が療養型病院へ転院されています。次いで、脱水、急性腎不全、皮膚の細菌感染による蜂巣炎など幅広い疾患をカバーし、他の診療科とも連携を図り、治療のバランスをとりつつ包括的なアプローチを行っています。

■ 呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 33 21.18 18.57 6.06% 76.09
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 25 21.76 13.49 12.00% 80.76
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 - 2あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 24 3.00 3.05 0.00% 71.38
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 24 28.08 21.11 8.33% 84.38
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 14 16.93 13.68 7.14% 79.07
呼吸器内科では、間質性肺炎、肺がん、誤嚥性肺炎などの入院治療が多くなっています。肺がんは、気管支鏡検査などによる診断の確定後にがんの進行度を評価し、適切な治療法を検討し、化学療法や手術施行、緩和医療など患者様に適した治療の選択をしております。肺炎の治療では、日本呼吸器学会の肺炎治療ガイドラインに従って治療を行っています。さらに、新型コロナウイルス感染症対応に加え、じん肺・アスベスト疾患といった政策医療にも積極的に取り組んでいます。

ページトップ

■ 消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 83 2.21 2.64 0.00% 72.54
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 63 21.65 21.11 7.94% 86.56
060035xx99x0xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 52 4.04 8.36 1.92% 73.12
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 44 8.25 9.00 0.00% 71.68
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 41 7.66 7.63 0.00% 72.37
消化器内科では、大腸の良性腫瘍、大腸の悪性腫瘍、胆管結石などの内視鏡治療を目的とした消化器疾患から、腸閉塞や虚血性大腸炎、憩室炎、感染性腸炎などの疾患も多く入院治療しています。また、大腸内視鏡検査は外来でもできる検査ですが、下剤を飲んで長い時間をかけて腸の中をきれいにする必要があり大変です。当科では、日帰り入院での対応もしております。検査日の朝から入院していただき個室で検査の準備ができるため、他の患者さんと接することなく、落ち着いた環境のもと検査を受けていただいております。

■ 循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 - 1あり 手術・処置等2なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 27 3.19 3.04 3.70% 73.22
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 25 19.28 17.54 4.00% 86.88
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 20 5.65 4.26 0.00% 72.15
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 16 30.25 21.11 18.75% 85.25
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病名なし 14 11.86 9.89 0.00% 78.79
循環器内科では、狭心症や心不全の治療が多く、次いで不整脈、弁膜症、心筋梗塞などの入院治療も行っています。循環器疾患の診断・治療として、心臓超音波検査・24時間ホルター心電図・運動負荷心電図・心筋シンチグラフィー(負荷を含む)・心臓カテーテル検査・経皮的冠動脈形成術(PTCA)・一時的及び永久的ペースメーカー植え込み術などを行い、地域の要望に応えるとともに、急性心筋梗塞などの救急医療にも力を入れています。

ページトップ


■ 外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 68 3.82 4.59 0.00% 67.59
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 36 6.06 6.93 0.00% 58.67
060150xx99xxxx 虫垂炎 手術なし 33 6.09 7.93 0.00% 47.55
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 29 13.66 15.40 0.00% 72.66
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 24 5.29 5.32 0.00% 36.46
鼠経ヘルニア、胆嚢炎、虫垂炎、結腸(大腸)がんの治療が多く、鼠径ヘルニアや胆石症に対しては全て腹腔鏡手術で行っています。虫垂炎治療では外科的治療の手術と抗生剤による保存的治療の2つに別れています。大腸癌については腹腔鏡手術を積極的に行っており、術後早期に社会復帰が見込めます。また、胃癌、乳癌、肝臓癌の入院治療も行っており、一般外科を中心に消化器外科・内分泌外科・乳腺外科・内視鏡外科・呼吸器外科・小児外科と多岐にわたる治療を行っています。また、救急医療にも力を入れており、緊急手術や早期治療介入を行っています。安全性と根治性を優先しつつ、患者さんが早期に退院・社会復帰できるよう全力で務めさせていただきます。

■ 整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 150 35.53 26.42 52.00% 81.64
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 46 28.93 20.09 8.70% 83.83
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 39 32.87 18.34 0.00% 57.03
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 36 22.97 22.44 2.78% 76.36
160800xx99xxx0 股関節・大腿近位の骨折 手術なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 22 24.18 14.51 4.55% 89.09
整形外科では大腿骨近位部骨折、胸椎・腰椎の圧迫骨折、足関節の骨折が多く、次いで変形性膝関節症の入院治療を行っています。高齢者の骨粗鬆症による骨折の代表である大腿骨頚部骨折、大腿骨転子部骨折などに対し、早期離床により骨折後の肺炎、褥瘡などの合併症を防止し、さらに受傷前の日常生活動作を獲得するため、麻酔科の協力を得て90歳以上の超高齢者に対しても積極的に手術療法を選択しています。また、同様の目的から、リハビリテーションは手術の翌日より痛みのない範囲から開始しています。さらに後方支援病院と地域連携パスを使用して連携を図り、52%の患者様は後方支援病院などに転院し、リハビリなど継続的に治療をしています。変形性股関節症に対しては、人工関節手術のために特別に設計されたクリーンルームでの人工関節置換術を行い、痛みのない生活への復帰を可能にしています。

ページトップ


■ 泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 101 2.10 5.29 0.00% 56.69
110310xx01xxxx 腎臓又は尿路の感染症 経尿道的尿管ステント留置術 45 9.60 13.78 0.00% 75.16
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 42 7.10 6.85 2.38% 77.12
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 37 10.11 13.61 2.70% 78.89
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 23 10.26 7.82 0.00% 72.70
泌尿器科では、尿路・尿管結石や膀胱癌の手術目的での入院が多く、尿管・膀胱結石での平均在院日数では全国の平均在院日数と比較しても半分以下と短く、患者様は現役世代の方が多く、早期に退院、社会復帰できるよう勤労者医療に取り組んでいます。また、複雑性尿路感染症の治療も膀胱炎、腎盂腎炎とも軽微の場合は外来治療が原則ですが、複雑性腎盂腎炎で尿路閉塞機転が強く高熱が認められるものは、入院治療とし腎瘻増設などの外科的ドレナージ等の治療も行っています。

■ 耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり 20 2.00 2.03 0.00% 53.10
030240xx01xx0x 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 扁桃周囲膿瘍切開術等 定義副傷病なし - - 8.15 - -
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし - - 4.79 - -
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり - - 6.81 - -
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 - - 6.23 - -
耳鼻咽喉科では、睡眠時無呼吸症候群の検査に終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)を行っています。その他にも、扁桃周囲膿瘍、めまいなどの入院治療を行っています。また、めまいでは地域包括ケア病棟に入院していただく場合もあり、中枢性と末梢性(耳性を含む)の正しい鑑別診断を行い最適な加療を努めています。

ページトップ


■ 糖尿病・内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 21 29.24 21.11 19.05% 85.81
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし - - 13.61 - -
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 - 1あり - - 14.28 - -
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 13.43 - -
100380xxxxxxxx 体液量減少症 - - 11.15 - -
糖尿病・内分泌内科では、誤嚥性肺炎、尿路感染症の治療が多く、誤嚥性肺炎では肺炎治療後の約19%の患者様が療養型病院へ転院しています。また、糖尿病も幅広く入院治療を行っています。糖尿病の教育入院治療は地域包括ケア病棟にて行っており、患者さんひとりひとりの病態や社会的背景を考慮した血糖管理を行い、定期的な合併症の評価を行っています。また、1型糖尿病(ならびにインスリン枯渇気味の2型糖尿病)治療で近年注目されているインスリンポンプ療法(CSII)、持続グルコース(CGM)、さらにその二つを組み合わせたSAP(Sensor Augmented Pump)についても、当院にて外来・入院いずれでも行うことができます。当院は糖尿病・内分泌内科の他に眼科、腎臓内科、循環器内科、脳神経内科、整形外科、皮フ科、脳神経外科も併設しております。糖尿病合併症である糖尿病性網膜症、腎症、神経障害、壊疽などの細小血管合併症や、虚血性心疾患、脳血管障害などの動脈硬化性疾患に対しても各診療科と連携し、最適な治療を行っています。

■ 腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 14 20.64 11.77 7.14% 83.79
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし - - 21.11 - -
110290xx99x0xx 急性腎不全 手術なし 手術・処置等2なし - - 14.44 - -
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等21あり - - 7.59 - -
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし - - 13.61 - -
腎臓内科では、慢性腎臓病(CKD)の入院治療を行っており、慢性腎臓病の進行を極力防止するために、日常生活指導も含めた教育入院を8日間の日程で行っています。医師・看護師・栄養士・薬剤師が協力して、患者さん個々の病状に合わせて指導を行います。また、当院は13床の血液透析室があり、新規血液透析導入、急性腎不全による緊急透析、合併症入院透析患者の透析管理を行っています。

ページトップ

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage Ⅰ Stage Ⅱ Stage Ⅲ Stage Ⅳ 不明
胃癌 17 - - - - 20 1 8
大腸癌 25 21 30 13 13 14 1 8
乳癌 - - - - - - 1 8
肺癌 - - - 19 - 33 1 8
肝癌 - - - - - - 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

胃癌、大腸癌については、StageⅠの早期発見の治療件数が多く、約63%が他院より紹介された患者さんになります。また、腹腔鏡手術を積極的に行っており、術後早期に社会復帰が見込めます。肺癌については、気管支鏡検査などによる診断の確定後にがんの進行度を評価し、適切な治療法を検討します。なお、「再発」とは、当院・他施設を問わずに初回治療計画(手術・化学療法等)が完了した後、追加の治療を行う場合なども含みます。全体の内訳としては、約68%が化学療法や手術など治療に取り組んでおり、約20%が痛みを和らげる等の対処療法を行い、約7%の患者さんは看取りのための入院となっています。また、化学療法などの治療は入退院を繰り返すため、再発の件数が多くなっています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 15 13.07 59.13
中等症 67 17.88 81.97
重症 11 18.45 81.55
超重症 0 0 0
不明 0 0 0
市中肺炎とは、基本的に病院外で日常生活を送っていた人に発症する肺炎のことです。当院における市中肺炎の患者さんは緊急入院がほとんどを占めています。
軽症者では50歳代後半が多く、中等症者、重症者は80歳代前半が多くなっており、高齢になるほど重症度が上がる傾向にあります。

脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
- 49 27.96 79.3 18.37
脳梗塞は、脳の血管が詰まることで脳の一部が壊死していくことから直ちに診療を行うことが必要です。そのため、この指標では発症日から何日目の入院であるかを分別しており、当院では、脳梗塞が発症してから3日以内に入院している患者様がほとんどを占めています。脳梗塞患者のほとんどが緊急入院であり、できるだけ症状の進行を防ぎ、機能回復を計るため、点滴と内服薬の治療に加え、早期からリハビリテーションを開始します。

ページトップ

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
■ 消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 80 0.66 0.63 0.00% 73.66
K654 内視鏡的消化管止血術 19 1.12 7.68 0.00% 76.16
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 15 4.27 7.87 0.00% 73.40
K6535 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(その他) 12 1.17 3.25 0.00% 72.50
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 10 1.70 15.80 0.00% 81.30
消化器内科では、大腸ポリープに対する内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術を最も多く施行しています。次いで、内視鏡的消化管止血術、内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの の順になっています。当科では、内視鏡を用いて身体の負担を軽減できるように手術・治療も種々おこなっています。また、消化器出血の内視鏡的止血術、胆管炎、胆嚢炎などに対するドレナージなど救急検査・処置は、曜日時間に関係なく行っています。

■ 循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 13 4.31 4.31 0.00% 72.77
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 - - - - -
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの - - - - -
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの - - - - -
K597-2 ペースメーカー交換術 - - - - -
循環器内科では、経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの が最も多く施行しています。次いで、ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合となっています。
経皮的冠動脈形成術(インターベンション治療)とは、「低侵襲治療」「血管内治療」などとも呼ばれ、エックス線透視や超音波像、CTを見ながら、皮膚にあけた数ミリの傷から細いカテーテルや針を体内に入れて病気を治す新しい治療です。狭心症や心筋梗塞の治療で、細くなった血管をバルーン(風船のようなもの)で広げたり、その後、再狭窄しないようにステントを設置したりする治療もインターベンション治療の一種です。インターベンション治療は、大きくメスをいれる手術を必要としないため、身体に与える負担が少なく、病気の場所を正確に治療でき、回復が早いため入院期間も短縮できるなど優れた特徴をもっています。

ページトップ

■ 外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 68 0.81 2.01 0.00% 63.59
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 43 1.16 4.05 0.00% 59.93
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 37 3.14 10.70 0.00% 72.73
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 23 0.96 3.35 0.00% 36.30
K7162 小腸切除術(その他のもの) - - - - -
鼠径ヘルニア手術、胆嚢摘出術、結腸切除術、虫垂切除術のいずれも腹腔鏡下手術の割合が年々増加しております。手術後の痛みの軽減により、体の負担が減り、早期退院が可能となっております。これにより早期の社会復帰が可能です。Kコードには表れていませんが、肝臓、胆道、膵臓の悪性腫瘍に関しては正確な手術前画像診断を行うことで安全性を確保しつつ、根治術を行っています。

■ 整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 122 3.17 25.72 40.98% 78.61
K0821 人工関節置換術 57 1.23 20.07 7.02% 73.68
K0811 人工骨頭挿入術 47 5.72 28.28 51.06% 83.02
K0462 骨折観血的手術 27 1.89 20.07 3.70% 60.52
K0463 骨折観血的手術 23 2.17 8.74 8.70% 56.26
整形外科では、大腿骨頚部骨折、大腿骨転子部骨折などが最も多く、早期離床により骨折後の肺炎、褥瘡などの合併症を防止し、さらに受傷前の日常生活動作を獲得するため、麻酔科の協力を得て90歳以上の超高齢者に対しても積極的に手術療法を選択しています。
次いで、人工関節手術が多く、特別に設計されたクリーンルームでの人工関節置換術を行い、痛みのない生活への復帰を可能にしています。

ページトップ

■ 泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 98 0.04 1.06 0.00% 56.67
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 60 0.27 7.17 0.00% 74.92
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 45 0.98 5.53 2.22% 77.51
K8411 経尿道的前立腺手術 電解質溶液利用のもの 24 0.75 8.42 0.00% 72.88
K8352 陰嚢水腫手術 その他 13 0.00 2.54 0.00% 60.46
腎臓にできる腎結石、それが尿管に落ちてきた尿管結石を上部尿路結石と呼びます。膀胱にできる結石を下部尿路結石といいます。上部尿路結石はカルシウム結石が多くこれらは薬では溶けません。5mm以上の自排石できない結石に対して大きさや硬さ(CT値)を考慮し、内視鏡手術を行っています。
次に膀胱がんに対して、尿道から手術用内視鏡を挿入し腫瘍を切除する手術が多くなっています。さらに尿道がふさがらないように管を入れる経尿道的尿管ステント留置術を行っています。経尿道的前立腺手術は前立腺肥大症手術の標準術式であり、お腹を切らずに尿道から内視鏡を挿入して前立腺を内側から切除する手術です。

ページトップ

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 0 0.00
異なる 6 0.16%
180010 敗血症 同一 6 0.16%
異なる 8 0.22%
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0.00
異なる 0 0.00
180040 手術・処置等の合併症 同一 12 0.33%
異なる 5 0.14%
播種性血管内凝固症候群(DIC)は、さまざまな重症化した基礎疾患に過剰な血液凝固反応活性化が生ずるため、生体内の抗血栓性の制御能が十分でなくなり、全身の細小血管内で微小血栓が多発して臓器不全、 出血傾向のみられる予後不良の病気です。DICの基礎疾患には、乳がん・肺がんなどの悪性腫瘍、敗血症(はいけつしょう)などの感染症があり、基礎疾患の悪化に伴い、生体内の抗血栓性の制御をはるかに超える大量の凝固促進物質(組織因子)が血管内に流入(出現)することがDICの原因と考えられています。

敗血症は、肺炎や腎盂腎炎(じんうじんえん)など生体のある部分で感染症を起こしている場所から血液中に病原体が入り込み、重篤な全身症状を引き起こす症候群です。背景として悪性腫瘍、血液疾患、糖尿病、 肝・腎疾患、膠原病(こうげんびょう)といった基礎疾患がある場合や、高齢者、手術後といった状態である場合が多いとされています。副腎皮質ホルモン薬や免疫抑制薬を投与されて、感染に対する防御能が低下している人も、敗血症を起こしやすいので注意が必要です。血液中に病原体が入り込む原因の感染巣としては、腎盂腎炎といった尿路感染症、肺炎などの呼吸器感染症のほか、胆嚢炎(たんのうえん)・胆管炎、腹膜炎、褥瘡(じょくそう)感染などがあります。

手術・処置等の合併症とは手術、処置等の後、それらがもとになって起こることがある病気を指します。当院で最も多い手術・処置の合併症は、透析シャントの狭窄及び閉塞です。 透析シャントを使用している患者さんの場合には、動脈硬化や慢性腎不全の影響により手術・処置後も狭窄や閉塞を来すことが多くあり、定期的にシャントの状態を検査して、必要によって狭窄・閉塞を解除する手術・処置が必要になっています。

■ 更新履歴
令和5年9月25日  第1版情報公開

ページトップ